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経験とは何か?  ────『ゲーテとの対話』を参考に

 ふとした時にでも、或いは思い悩んだときにでも、『ゲーテとの対話』を手に取って、適当なページを開いて読む。

 

 

 原作ではなく、マンガなのだが、要点がまとまっていて、物語としても面白く構成されているため、何度でも読むに堪えるマンガだと思っている。

 このマンガには数多くのゲーテの名言が載っているのであるが、今回はゲーテではなく、彼の友人のベーリッシュの言葉を紹介したい。

経験とは、そんな経験などとても経験したくないようなことを、経験によって経験することだ。

 

 これは面白い。

 何だがギャグというか、ジョークみたいだけれど、私はとても好きだ、この台詞。

 この名言の真意は、おそらくこのようなことではないかと思う。

 「世の中には嫌なことが度々起こる。それを見聞きして嫌な思いをしたり、或いは嫌なことを起こした人物を軽蔑するようなことがあるかもしれない。しかし、そんな嫌なことをこの自分自身が経験することもある。そのとき、気持ちが下がったり、後悔したり、或いは周りから哀れみや軽蔑の目で見られることがあるかもしれない。しかしそういう嫌な目に遭うことで、今まで嫌な目に遭ってきた人の気持ちがわかるようになるし、それに魂も耕されて鍛えられるだろう。その過程こそが『経験』と呼ぶに相応しいことだ。」

 一言で言い換えると、人の気持ちを理解し、自分の魂を鍛えることが『経験』ということなのではないだろうか。

 私自身のことを振り返って見ると、転職活動において、内定を確信していた企業に落とされるということは、紛れもない『経験』だといえる。

 本当に、こんな経験などとても経験したくなかったが、これが経験であり、今後に活きるものだ。